言葉遊びでパワーアップ!

3 ストップウォッチを使った連想ゲーム

自分の執筆したいテーマをもとに、連想ゲームをしましょう。タイトルに必要なボキャブラリーを強化でき、アウトプットのトレーニングにもつながります。

まずはベースとなるシンプルなタイトルを1つ用意します。

今回は「貯金を10倍にする方法」というタイトルをもとに考えてみましょう。「貯金」「10倍にする」「方法」というように、いくつかの言葉に区切って、言い換えの連想ゲームをします。

これは、自分の頭の中に類語辞典を作るようなものです。

類語は簡単にウェブで調べることができますが、自分の頭の中に入っていれば、作業の効率化につながります。語彙力・表現力もパワーアップできるので一石二鳥! 言葉に歯止めをかけず、自由に脳の引き出しを開けていきましょう。

連想ゲームでは、記事内容について考えなくてもOKです。タイトルとして成立しなくても問題ありません。言葉遊びだと思って、楽しみましょう。

「方法」を「伝家の宝刀」にする言い換え力

先ほどの「貯金」「10倍にする」「方法」を例にとると、筆者の場合、こんな言葉が脳内に浮かんできました。

次に例を挙げます。

類語例
貯金……蓄え、財布の中身、預金通帳のケタ、銀行口座、全財産、マネー、積み立て
10倍にする……増やす、爆上げする、爆発させる、勝手に増える、手がつけられないほど増える
方法……テクニック、裏ワザ、秘儀、必殺技、トレーニング、伝家の宝刀、巻物、忍術

本格的なトレーニングにするために、スマートフォンのストップウォッチ機能をセットしてそばに置いておくのもおすすめです。だらだらと練習するよりも、「3分」などと時間制限を設けることで脳が程よく緊張し、最後の最後までアイデアを出そうと頑張ってくれます。

スマートフォンのストップウォッチ
写真=iStock.com/Mikhail Dmitriev
※写真はイメージです

時間で区切らず、「20個表現を出すまで頑張る」と、目標の個数を設定してもいいでしょう。

脳に制限をかけることなく言葉を捻出することで、「自分にはこんな語彙力があったのか」と、感動するはず。こうした「言い換え力」を鍛えておくことで、幅広いタイトル表現を思いつくようになり、ユニークなタイトルを生み出すことができるようになります。