「やらないことリスト」を作る

やらないことリストは、「今日はやらない」「今週はやらない」などのように、期限を決めたリストもあれば、「仕事のルールとしてやらない」のようにいつもやらない基本リストもあります。

まずは「基本リスト」をつくり、「今日はやらないことリスト」は今日のToDoリストをつくる際に一緒につくるといいでしょう。

以下を参考に、さっそく自身のやらないことリストをつくってみてください。

●午後11時から午前11時までは電話に出ない
●ランチタイムには仕事をしない
●午後6時以降は仕事をしない
●進行中のプロジェクト以外の仕事には手を出さない
●メールの処理に30分以上かけない
●計画した仕事が完了するまで他のことをしない
(マーク・フォースター『仕事に追われない仕事術』/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
●テレビ番組は録画し、放送時間に見ない
●ラッシュ時の電車には乗らない
●脂質20グラムを超えるものは食べない(ダイエット時のみ)
●24時以降に寝ない
●他人の陰口を言わない
(塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』/明日香出版社)
ボードに手書き
写真=iStock.com/VioletaStoimenova
※写真はイメージです

やりたいことに時間を使うべき

時間術の名著を読むと、

「やりたくないこと、嫌いなことに時間を使ってはいけない」
「やらされている仕事の時間を減らし、やりたいことに時間を使うべき」
「通勤、したくない電話、気を使う飲み会など、他人のための時間を生きてはいけない」

という考えが目立ちました。

仕事では、「やりたくないけれど、やらざるを得ないとき」もあります。しかし、

「苦手な分野ではなく、自分の得意な分野(好きな分野)で力を発揮する」
「苦手なこと、嫌いなことは人に頼む(外注する)」
「嫌いなことに時間をかけず短時間で終わらせる方法を考える」

といった工夫をして、やりたくないことをする時間を減らすことも必要です。