嘉子は生涯で武藤・和田・三淵と3つの姓を名乗った
寅子のモデルである嘉子の場合はどうだったのだろうか。武藤嘉子として生まれ育ち、女性で弁護士資格を得た第一号となり、弁護士登録した後に和田芳夫と結婚して和田嘉子となった。戦後に裁判官となり、まさに女性法曹の草分けとして仕事をしてきたのだが、結婚から15年。同僚や上司からも「和田さん」と呼ばれ、和田姓はもう自分のアイデンティティとして欠かせないものになっていたのだろう。
東京地裁の判事補時代、嘉子の後輩だった倉田卓次は、嘉子が再婚した頃に会話した内容を後年、明かしている。
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