共感力があり肯定感が高い〈楽観の力〉
〈楽観の力〉タイプの自信は、希望から生まれます。それは、〈未来は明るい〉と信じること。
この強みを持つ人は、この世は得られる限りの最高の世界であり、最終的には善が勝利すると信じています。信じることが、恐れずに自由な人生を送るための活力です。このタイプの人は、あらゆる人と状況を、肯定的なレンズを通して眺めます。どんなことにも良い点を見いだし、世の中を良くする潜在能力を自分に感じています。
価値観と理想とより大きな目的意識が、やる気の支えになり、本当に大切なことを決して見失いません。道徳観念を持ち、賢く直感的で、たとえ手ごわく複雑であっても、最良の結果に焦点を当て、人と世界をより良くするような、意義深く目的に満ちた道を模索します。
解決策に向かうときには共感力を頼りにします。批判的ではありません。寛容で受け入れる心を持ち、あら探しをするのではなく、常に人の話に進んで耳を傾けます。その結果、恨みを抱くことがめったになく、人を犠牲にして成功することを喜びません。人生に起きた良いことを分かち合い、必要に応じて称賛し、周囲の人の気持ちを明るくすることを求められていると感じます。
たとえ最も厳しい時期であっても、冷静かつ前向きでいることができます。最終的にすべてがうまくいくという信念があり、結果を強制するのではなく、それぞれの時間軸に沿って物事を見つめます。持ち前の楽観主義と目的意識によって、失望から立ち直り、コントロールできないと見なしたモノについては、手放します。
人生を一貫して感謝の気持ちで見つめ、次の目標地点に向かうときは、谷ではなく頂点を思い出すことを活力にします。
見たままを得て他人に振り回されない〈自分を支える力〉
〈自分を支える力〉を〈一番の強み〉に持つ人は、外部からの評価を必要としません。称賛に頼ることなく、冷静に自分を信じています。
評価はいつでも歓迎しますが、それが原動力ではありません。テーブルの椅子を見たら座ってもいいものだと思い、その席に座る理由や資格について説明する必要性を感じません。
「見たままを得られる」という感覚があり、確固たる自意識を持ち、傲慢ではない最高の形の笑顔と威厳を放つことができます。
自分に価値があると知っているので、人と比べたり、うらやましがったり、地位を追求したりということに心を揺さぶられません。簡単に言うと、あなたは自分が好きなのです。自分の中に蓄えた力を引き出し(心の中には批評家ではなく応援団がいます)、「私は十分なの?」という疑問を持ちません。なぜなら、答えは必ず「私で十分」だからです。
トラブルが起きても、動揺せずに自分の内面を見つめてエネルギーを補給し、目の前の問題に取り組みます。説明や言い訳や自己弁護の必要性を感じることなく、望むことを要求できます。〈自分を支える力〉の持ち主は、後悔や謝罪をせずに人生をふり返ります。なぜなら、人生経験の積み重ねが自分の強さと目的の源だと考えているからです。自分が今の場所まで到達したことに誇りを持っています。
自分の功績を挙げ連ねたり、自分の地位で人を感心させたりするのではなく、自分以外の話題に深く関心を持ちます。批判から自由な場所で生きているので、周囲の人のことも同じように受け入れます。誰かが好意を返してくれるかを考えてエネルギーを浪費することもありません。