飲酒はもろ刃の剣、デートのときはビール1杯ていどに

私もかつて、初デートの相手と仲良くなったり、今までよく知らなかった仕事相手と飲んで意気投合したりした経験はごまんとあるので、このデータを見た時は「おお!」と指が震えた(アル中ではない)。

ただ、「婚活☆飲みデート」の際、気を付けてほしいのは、酒の量である。個人差が大きいので一概には言えないが酔いにはステップがある。

①爽快期(陽気になる、リラックスする、判断が少し鈍る)500mlビールだと1杯未満
②ほろ酔い期(手の動きが活発になる、体温が上がる、理性が失われてくる)1~2杯
③酩酊初期(気や声が大きくなる、立つとふらふらする)3杯
④酩酊期(千鳥足、話をリピートする、吐き気がおこる)4杯~6杯
⑤泥酔期(ろれつが回らない、意識がはっきりしない、ちゃんと立てない)7杯~10杯
⑥昏睡期(起こしても起きない、排泄物を出してしまう、救急車搬送)10杯以上

前述したとおり、婚活において「酒が飲める」のは有利なのだが、デート中は①~②ぐらいまでにとどめてほしい。

ビールを飲みながら笑う女性
写真=iStock.com/yamasan
※写真はイメージです

筆者は若かりし頃のデートで、常に泥酔期以上飲んでいたため「自己開示」どころか「ほぼ自白」「懺悔」レベルで余計なことを話したり、デート相手が酔って倒れたり、行方不明になったりしたこともあり、酒でなくした信頼や恋もある。酒はもろ刃のつるぎなのでくれぐれも取扱いには注意して欲しい。

お酒を飲まなくてもリラックスして自分を出せる状態が理想

だから本当は、素面しらふで適度な自己開示ができるようになるのが良い訳で、スキルアップもさることながら、リラックスできる店や場所を選んだり、二人で焚火や星を見たり、互いが素直に話せるムード作りが一番重要なのかもしれない。

お見合いおばさんやお見合い上司がいなくなり、恋愛結婚や職場結婚も風前の灯火の令和ジャパン。

今や結婚したい人にとって「婚活」は当たり前になった。そして、結婚したいと思ったなら一日でも早く行動を起すのが吉である。結婚相談所やアプリ、お見合いパーティ、趣味の集い、街コン、友人の紹介など色々あるので、自分に合った方法に迷ったら気軽に相談してみてほしい。また、知らない人とやり取りしたり、会ったりするのは最初はストレスになるかもしれないが、自己開示を心がけて、ぜひとも「たった一人の伴侶を探す旅」を楽しんでほしいと筆者は願っている。

川崎 貴子(かわさき・たかこ)
リントス代表取締役

1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社・ジョヤンテを設立。2016年より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。著書に『我がおっぱいに未練なし』『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』など。■川崎貴子のカウンセリングルーム