メールの締めにもこんなふうに…
次の表現は、同じようにコミュニケーションに関係するものです。
人と人とが「touch」する、つまり、触れ合う。するとコミュニケーションが生まれるということで、「touch」は連絡をとっている状態の意味でも使われます。
「in」をつけて「in touch」とすると、連絡をとっている状態にあるという意味になります。「stay」や「keep」などの動詞を使えば、その状態を維持するということです。
知り合いや友達としばしお別れというときに「Stay in touch!」(連絡取り合おうね!)なんていうのは「Good bye」に並ぶ別れ際の常套表現です。
また、これから新しい職場に移っていく同僚や知り合いにメールで挨拶する場合に、「All the best on your new adventure! We’re going to miss you around here. Keep in touch!」(新しい門出に幸運を祈ります! 寂しくなりますが、連絡取り合いましょう!)などとメールを締めくくると、とっても粋な感じです。
「contact」より「get in touch」
また、連絡をとっていないときに、連絡をとる状態にするという意味で、「get in touch」なんていう表現もよく使います。
(ジェームスはその悲しいニュースを聞いて、妹に連絡をとろうと決意した)
その反対に「失う」という意味の「lose」を使って「lose touch」とすると、連絡をとらなくなるという意味になります。
(アメリカに引っ越してきてから、カケルは兄弟と音信不通になった)
連絡がない状態が続いている場合には、「out of……」で「……がない」という表現を使って、「out of touch」ということができます。
(10年ほど彼女と連絡をとっていない)
これらどの例文でも、「communicate」や「contact」などの言葉を使うことができなくはありません。ただしそれでは、意味は伝わっても、少しぎこちなく聞こえてしまうので注意しましょう。