個人事業主にはない法人のメリット10

個人事業主が法人を設立して「法人成り」した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

法人成りすると、法人の資産と個人の資産は別のものとして扱われ、経営者は給料(役員報酬)を受け取れるうえ、給与所得控除を受けられるので節税にもつながります。フリーランスの場合には本人への退職金は経費として認められませんが、法人なら退職金制度を設けることもできます。

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写真=iStock.com/Chainarong Prasertthai
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法人から出張手当を受け取ることも可能です。契約者と受取人を法人とした法人契約で生命保険に加入すると、保険の種類にもよるものの、保険料の一部を経費にすることもできます。

その年の収支が赤字になった場合には、赤字額を翌年以降10年間繰り越すことも可能です。そして何より、法人化には登記が不可欠で、かつ会社法に基づいた運営が行われるため、社会的な信用が高まるというメリットがあります。

【図表】法人成りのメリットとは