取引履歴のすべてをノートに記録する理由

大引けしたらその日の反省取引と同じくらい重要なのが、取引後の反省です。たまたま勝てたからといって喜んでいたのでは、投資家として成長しません。

「なぜ勝てたのか?」「なぜ負けたのか?」「もう少しいい買い場(売り場)があったのではないか?」と考えることで、少しずつ成長することができるのです。

1つの取引の終わりは、次の取引の始まりです。長く取引をしていると、その銘柄に特有のクセのようなものがわかってきます。経験を重ねるほど、それがわかってくるので、判断もより早く、精度が高まります。

私は取引履歴のすべてを逐一ノートに記録しています。一行にいつ買った、いつ売った、どれだけのプラスになった、などの情報を、前場分は前場引け後に、後場分は大引け後に記入するのです。これは昔から続けている習慣です。

ノートは日経平均や資産総額の推移を記したノートと、個別銘柄の取引履歴を記したノートに分けており、個別銘柄を記したノートはすでに50冊近くにのぼります。大体5カ月ごとに1冊新しいノートになるペースです。

常時80銘柄を保有していると、ノートのどのページに記入したかを覚えることも難しいので、「どのページに記入したか」を記入したメモもあります。

取引で絶対やってはいけないこと

「最高のタイミングで買う(売る)」というのは、いまでも難しいものです。というより、天井で売り、底値で買うことを目指してはいけません。そこをゴールにしてしまうと、まだ底が見えていない時点で「いまが底だ」と買ってしまい、損失を被ることがあります。

それよりは「いかに天井、底値付近で売買することができたか」を指標にすべきでしょう。

自分が売買したタイミングとチャートの動きがあっていれば、まず間違っていなかったとみることができます。しかし、外れた場合には、それがチャートと異なる動きをしたからなのか、チャートを読み間違えたのか、何か材料が出たのか、といったことを考察していきます。

また、多くの銘柄を保有しているので、取引時間中にすべての銘柄の値動きを確認することはできません。とくに材料もないのに、値が動いているケースは珍しくありませんから、そのような銘柄を確認し、翌日に売買する候補とします。

あとは地味な作業ですが、ノートに書いた取引履歴と口座の銘柄情報を突き合わせ、持ち株数が一致しているかの確認も日々行っています。いったんここがズレてしまうと、今後の取引すべてがズレてくるわけですからね。

地味な作業だからこそ重要なのです。