ビジネスシーンによってスニーカーはNG
見た目やマナーを大切にするのはわかるが、“痛み”や“歩きにくさ”をがまんしてまでもパンプスを履かなければ、信頼は得られないのだろうか……。
コロナ禍で毎日革靴を履かない生活が3年。海外では当たり前だったスニーカー通勤は、ようやく日本の働く女性たちにも浸透してきたように思えるが、キャリア女性たちはビジネスシーンでのスニーカー着用をどう思っているのだろう。
「トータルで違和感がなければOK」「快適さを優先すれば妥当な選択」とする一方、「業種・職種によってはNG」「取引先に行くときは履かないでほしい」「社内ならOK」という意見もある。「取引先を訪問するのに、スポーティーなスニーカーだと失礼」と、相手に対する礼儀を重んじる声は多く、マナーの観点からもスニーカーを履かないという人も。
また、たとえスニーカーやフラットシューズで通勤しても「面倒だけれど、職場でヒールのあるパンプスに履き替える」という女性も多数いる。
そこで、『プレジデント ウーマン』編集部では、どんなにビジネスファッションがカジュアル化したとしても、ビジネスシーンによっては、まだまだスニーカーやフラットシューズ自体が周囲から許容されにくく、痛みをがまんしながらヒールのあるパンプスを履き続ける女性が多くいることに注目。
「男性と違って、スーツにスニーカーはどうにも合わない」
「フェミニンなパンプスは好きだけれど、足が痛くなるし、長時間歩けないのがネック」
「ビジネスシーンでも履けるもっと快適でおしゃれな靴が欲しい」
こうした声に応えるべく、編集部では、どんなシーンにも違和感なく合い、スニーカーのような快適さを装備した“痛くないパンプス”の開発に着手した。
しかし、キャリア女性たちは、“ただ快適なもの”では満足できないのは、創刊以来、長年にわたる取材からも明らか。