飲み会が苦痛だと思う人もいる
飲み会を開催する人は、おそらく全員に声を掛けないといけないのでしょうが、彼らの中には、確かに飲まない人の気持ちがわからない人もいるようです。
お酒を飲むことそのものが嫌いで、飲み会に付き合うのは苦痛にしか思えない。こういう人たちは数多く存在します。そこで飲みニケーションなどと言われても、やはり迷惑なのでしょう。
コミュニケーションが大事だというので、何か意味のある話をするのかと思えば、酒に酔って話し、上司や組織の悪口を言っているだけ――それでさらに飲み会が嫌いになる。こんな人も多いのではないでしょうか。
飲み会が人の体調を狂わせると知っているか
私自身もメーカー勤務時代に、所属していた事業部で頻繁に行われる飲み会には、閉口していました。
何をおいても、私は帰宅が遅くなるのが好きではありませんでした。夜に一人でぼんやりする時間が必要なタイプだからです。
特に何をするわけではないのですが、就寝するまでの間に、1人で考え事をしたり、リラックスする時間がほしいのです。
これが、そうでない人には理解してもらいにくいのです。
旅行へ行ったり、職場の合宿などで、誰かと相部屋で寝るときに、さっきまでお酒を飲んだりして話していたかと思えば、次の瞬間には寝入っている人がいます。
そして朝起きると、またすぐ元気に話をはじめます。
私などは、そうして夜遅くまで会話をしたら、すぐに寝付くことはできません。寝不足になって、朝は目を覚ましても、しばらくはボーッとしています。
飲み会で帰宅が遅くなっても大丈夫な人は、こうした感覚とは縁がなく、飲み会が人の体調を狂わせるとは考えていないように思えます。
もともと職場で飲み会を開催する風習があることが、世界の常識から見れば普通ではないのですが、日本には今日でもそうした慣行があり、相談者のような若い方を悩ませているのは、あまりに不思議なことです。