相手を勘違いさせる「自虐」は封印

反射的な笑顔と同時に、自虐も封印しよう。私も若い頃は「いや~結婚したいけどモテなくて」などと自虐で返していたが、自虐すればするほどナメられて、扱いがひどくなった。また自虐することで「イジられて喜んでいる」と勘違いするバカもいる。

令和になっても、イジリやセクハラをコミュニケーションと勘違いしているバカは多い。

「また太った?」「最近、老けたな」とか言われたら「うわ……いまだに職場でこんなこと言う人いるんだ」と心底ドン引きした顔をしよう。「それ仕事と関係あります?」と真顔で質問を返してもいい。

「冗談だろ」「そんなに怒るなよ」と言われたら「大丈夫ですか? 今そういうこと言うとセクハラで訴えられますよ」と心配するフリをして、後から人事やコンプライアンス室にチクるのがおすすめだ。

難易度低めの「ため息返し」

褒めているつもりで、ゴミみたいなセクハラをしてくるバカもいる。

私も「目のやり場に困る笑」と巨乳イジリをされるたび「だったら見るな!」と相手の目を潰したかった。でも実際に潰すとポリス沙汰になるので「人がゴミのようだ」とムスカ顔で相手を見つめよう。

または「そういうこと言う男性、多いですよね……」とうんざりした顔でため息をつこう。ため息返しは難易度低めなので試してほしい。

おじさんの「キモLINE」にはビジネスモードで

世界はキモLINEを送ってくるおじさんであふれている。

仕事関係のおじさんから「○○ちゃんと温泉に行きたいな~ナンチャッテ(^_^;)」とLINEが来ても「何言ってるんですか~笑」と返さなくていい。「もう寝ちゃったカナ?」と追いLINEが届いても無視して、一晩放置してから「月末で仕事が立て込んでおりまして、返信が遅れて申し訳ございません」とビジネスモードで返そう。

それでも「忙しいんだね! マッサージしてあげたいな~ナンチャッテ(^_^;)」と折れない心で返ってきたら、また一晩放置してから「身内の不幸も重なりバタバタしてまして」と返そう。

するとさすがに「ご愁傷様です、そんな時にすみません」と謝ってくるので、身内をどんどん殺すのがおすすめだ。もしくは「100歳の祖父が予断を許さない状況で」と身内が死にかけアピールも効果的。

キモいおじさんに対しては「家ではスマホ断ちしていてLINE見ないんですよ」と事前に予防線を張っておくのもいいだろう。

タッチスクリーンスマートフォンの手をクローズアップ
写真=iStock.com/demaerre
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塩対応が難しい場合は「ノーリアクション侍」で

一方、おばさんは「結婚はまだ? いい人いるから紹介しようか?」「子ども産むなら早い方がいいわよ」といったお節介系が多い。この手の善意ハラスメントをしてくる人は根はいい人だったりするので、塩対応しづらい。

そういう場合は「はあ……」と反応の薄いノーリアクション侍になろう。もしくは「それより推しに夢中なんで! 推しの写真見ます?」「ていうかうちの猫がマジ可愛くて、写真見ます?」と話をそらそう。この人は結婚や出産にまったく興味がないんだな、と印象付けるのがおすすめだ。