「この人の話を聞きたい」と思ってもらうには
最近は会議やプレゼン、営業などをオンラインで行う人が増え、ビジネスの場でも画面越しの印象が大事になってきている。好印象を与えるには話し方や声も大事な要素のひとつ。木下明子編集長も最近はウェビナーやプレゼン動画などで話す機会が増え、「いい話し手になるにはどうすれば……」と悩み始めたそう。
そこで今回、数々の企業研修やセミナーで聞き手を引きつける“感動ヴォイス”を教えてきた村松由美子さんにレッスンを依頼。まずは事前に、木下編集長が話しているウェビナー動画を見てもらった。
「知的で信頼できる方だと感じました。ただ、頭の回転が速い人は早口になりやすいもの。木下さんも同じで、間をあけずに話すため呼吸が浅くなっています。聞き手に、緊張している、焦っているといった印象を与えやすいのではと思いました」
さらに、筋肉の動きが硬いため表情や声も硬い印象になっているとのこと。こうした緊張感や硬さを解消するには、まず体の筋肉をゆるめて、そのうえで深く呼吸するトレーニングを行うと効果的だという。
オンラインでは、聞き手はずっと画面を見ているため、対面よりも早く疲れたり飽きたりしがちだ。そこを、話し手がリラックスしてゆったりとした呼吸づかいで話せば「無意識のうちに人間味や真実味を感じて『この人の話を聞きたい』という姿勢になりやすい」と村松さん。
この言葉に、木下編集長も「話すときに筋肉や呼吸まで意識したことはなかった」と驚いた様子。改善したい部分や意識すべきポイントを確認し合ったところで、いよいよトレーニング開始!