ボーナスを貯蓄に回せば4年で年収分が貯まる

仮にボーナスを全額貯蓄に回すことができたら、どうなるでしょうか。年間のボーナスが給与の4カ月分とすれば、年収の25%を貯蓄できることになります。この貯蓄パワーはあなどれません。金利がゼロでも4年で年収分、8年で年収の2倍の貯蓄ができることになります。

コロナ禍では残業代が減って苦しい思いをしている人も多いのではないでしょうか。残業代を除いた給与の手取り額で毎月の収支が黒字になっていれば、残業が減っても乗り切ることができます。それができなくても、せめてボーナスに手を付けない生活をしていれば、残業代のマイナス分をボーナスで補うことができます。

お金が貯まる人は決断力と行動力が違う

お金を貯めるには、ボーナスを当てにせず、毎月の給与だけでやりくりすることが重要になるわけですが、既婚者の場合、夫婦の考え方が違っていてはうまくいきません。1億円貯まる家庭では夫婦仲がよく、将来のことについてもよく話し合っています。その結果、お金の価値観を共有できて家計管理がうまくいくのです。

この記事を読んで、「ボーナスに頼らない家計を目指そう」と決断し、すぐに行動に移せる人は1億円を貯められる可能性があります。一方ですぐに決断ができない人はお金が貯まりません。

それはお金を稼ぐことでも同じです。お金を稼ぐことが上手な人で、決断が遅い人は見たことがありません。決断ができない人は、思い悩んでいる時間が長いのですが、そうしているうちに忘れてしまったり、あきらめてしまうことも多く、行動に移せません。石橋を叩きすぎて、石橋をたたき割ってしまうのです。