そしてもう一点気になるのが“汚れ”問題。特に淡い色味は汚れが目立ちやすいが、グレージュバージョンのほうには、気になる襟元や袖口に濃いめの裏地を施すことでストレスを解消。ヘビーに着まわしてもタフで美しさをキープできる仕上がりとなった。
また冬に悩まされがちな静電気により「裾が張り付く」「よれる」などの問題は、袖口・袖下・裾に静電気防止テープを使用し解消した。
ポイント6:実力以上の価格を実現
発案当初はどうにか10万円に抑えるために努力してきたこのコラボコート。だが、企画が進むにつれ増え続ける要望とは反比例するように、価格もより多くの読者が手に取りやすいものにしたい……という編集部のワガママ(!)が加速し、ブランドと打ち合わせを重ねに重ねた結果、8万円台という驚愕の価格が実現することに。
ポール・スチュアートの担当者に「これだけの素材と手間隙をかけて、この値段は今まで見たことがない。これからもきっと出合うことはないでしょう」と言わしめた、コストパフォーマンス十分の一着に。冬はこれさえあればほかはいらない、と皆さまに思っていただけるコラボコートが出来上がった。
『プレジデント ウーマン』編集部がこだわりぬいてコラボしたキャリア女性のためのダウンコートの全貌、いかがだっただろうか? カラーバリエーションはベーシックな黒と、やわらかな印象のグレージュの2色。サイズは9号・11号(ポール・スチュアート表示=6・8)の2号展開で発売予定。
新ファッションウェブマガジン「LIV,」女性ファッション誌のフリーエディターをしながら執筆家としても活動、いくつかの連載を掛け持ちする。アメブロやnoteなどのブログでは、大人の女性に役立つファッション・仕事・サステナブル・ライフスタイル・独自の人生哲学を発信。