インプットよりアウトプットの量を増やす

脳の老化を食い止めるには、インプットよりアウトプットの量を増やすのがポイントです。メモを取ったり、人に伝えたり、ICレコーダーに録音したり、手段はなんでも構いません。何度も繰り返すことで記憶は定着し、アウトプットがスムーズになり、一生使える脳が育つのです。

また食生活や人間関係、生活習慣も脳に大きな影響を与えます。チェックリストでぜひチェックしてみてください。

脳に危ない習慣チェックリスト

構成=林田順子

長谷川 嘉哉(はせがわ・よしや)
脳神経内科医、認知症の専門医

1966年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会専門医、日本老年医学会専門医。祖父が認知症であった経験から2000年に、認知症専門外来および在宅医療のためのクリニックを岐阜県土岐市に開業。認知症専門医として毎月1000人の認知症患者を診察している。する、日本有数の脳神経内科、認知症の専門医。祖父が認知症であった経験から2000年に、認知症専門外来および在宅医療のためのクリニックを岐阜県土岐市に開業。これまでに、20万人以上の認知症患者を診てきて、いち早く認知症と歯と口腔環境の関連性に気づく。現在、訪問診療の際には、積極的に歯科医・歯科衛生士による口腔ケアを導入している。さらに自らのクリニックにも歯科衛生士を常勤させるなどし、認知症の改善、予防を行い、成果を挙げている。「医科歯科連携」の第一人者として、各界から注目を集めるている医師である。