配当金を出すかどうかは会社が決めること

会社が事業で得た利益の一部は配当金として株主に還元されます。配当利回りは1株あたりの配当金を株価で割った指標で、預金の利息と比べて損得を考えがちですが、高ければ買ってよいというものでもありません。株式購入後に株価が下がると、配当金分の収益はすぐに打ち消されてしまうからです。

配当金を出すかどうかは会社の判断で、業績がよくても次の成長のため配当を出さない会社もあります。配当金を狙うならこれまで安定して配当金が出ているか、配当金が減る見込みはないか見極めましょう。

株主とのつながりを見る「配当利回り」

株主優待は個人株主を増やしたい会社の戦略

株主優待は会社が株主に対して行うプレゼントです。現在1000社以上が株主優待を行っており、個人株主や自社事業のファンを増やすための方策ともいえます。

株主優待を現金換算し、投資金額で割ると株主優待利回りが計算できます。これはヤフーファイナンスの表にはないので、自分で計算します。「株主優待があるから株式を買いたい、あるいは手放せない」という声をよく聞きますが、これは「安く買って高く売る」のが基本の株式投資としては本末転倒。株主優待に惑わされないようにしましょう。

プレゼントを現金換算して判断する「株主優待」