これまでの常識が覆る、バッグ選びの新基準
コロナ禍においてリモートワークが増え、働き方が変わったことを実感している人も多いと思いますが、それにともないパソコンを持ち歩く機会が増えたことで、「リュックはNG」というビジネスマナーが今、変わりつつあります。これまでビジネス用として使ってきた手持ちのバッグでは、重さ・容量ともに適さなくなってきているともいえます。
ここ最近では働く女性がメインターゲットのファッション誌でもリュック特集が組まれていることからも、通勤スタイルは実用化とともに急激なカジュアル化が進んできたことがわかります。
編集部では、これまでマナーの観点などからリュックは「オフィスにはNG」「キャリア女性にふさわしくない」ということであえて取り上げることはしませんでしたが、時代の変化とともにその主張を改めるべき時ではないかと考えました。
読者アンケートから分かった意外な事実
そこで、編集部では読者約3000名に緊急アンケートを実施。編集部からの「今後ビジネスで使いたいバッグのタイプはありますか?」という質問には、44.4%、つまり約半数の人が「重い荷物もラクに運べるおしゃれなビジネスリュック」と回答。もっとも多かった答えとなりました。
同時に、「リュックはNGというビジネスマナーをどう思いますか?」(複数回答)という質問には、41.1%の人が「ビジネスのT.P.Oをわきまえているならいい」、39.1%の人が「今の時代には即さない」と答えました。比較的堅めの職種や責任ある立場の読者が多い『プレジデント ウーマン』では意外な調査結果とも言えます。
ほかにも好意的な意見としては「その人のスタイルに合っていればかまわない(22.6%)」「カジュアルに見えないならビジネスでもOK(16.4%)」。中には「革製ならOK(2.1%)」という声も。
反対に「男女ともビジネスでリュックはNG」は4.1%、「スーツにリュックはNG」は6.1%という結果でした。