人間関係がうまくいかないときに、まずすべきこと

人間関係がうまくいかないなと思ったら、まずは自分自身のことを冷静に見直してみてください。

あなたを取り巻く人々が、あなたにとっての「人間関係」であるように、あなた自身も誰かを取り巻く「人間関係」の1人です。

あなたが「善い友」と交わりたいと思うのと同じように、他の人たちも「善い友」と仲良くなりたいと思っているでしょう。

だから、あなたが自分を顧みないで「善い友」を選ぼうするなら、まわりは「自分は何もしないけど、あわよくば善い友と仲良くなりたい」という人だらけになってしまいます。

あなた自身の考え方は、周囲の人たちに影響を与えます。

また、あなた自身の内面は、少なからず周囲の人の内面によってつくられています。

親交があるということは、まわりの人たちも今のあなたと似た部分があるということでしょう。だからこそ、あなた自身が「善き友」であり続けることが大切なのです。

「善き友」との出会いは人生のターニングポイント

結局のところ、あなたの行動の結果は、まわりの人を通して自分自身に返ってくるのですから。

最後にお伝えしたいことは、善き友は生きる上で唯一無二の宝であるということです。

善き友を得ることは容易ではありません。しかし、生涯をかけて探す価値のあるものです。

仏教では「善友(ぜんう)」を「善知識(ぜんちしき)」と訳すことがあります。この「善知識」とは、正しい道に導いてくれる人のことです。その証拠に、歴史に名を刻んだ名僧たちも、「善き友」に導かれ、仏教に触れてきました。

「善き友」との出会いこそ、人生のターニングポイントとなるのです。

光澤 裕顕(みつざわ・ひろあき)
浄土真宗(真宗大谷派)僧侶

新潟県長岡市生まれ。京都精華大学マンガ学部マンガ学科卒業。僧侶として仏道修行に励むかたわら、フリーのマンガ家・イラストレーターとしても活動中。