ビジネスシーンでも注目を浴びる機会が増える40代。信頼される管理職をめざすなら、凛とした美しさや自信を与えてくれる下着の効果を味方に付けて、戦略的に印象アップを。

「40歳からのインナーウエア講座」

「管理職をめざす女性たちが印象アップを考えるとき、スーツやメイクばかりに気を取られ、下着は『どうせ見えないから……』とおざなりにしていませんか? しかし、40代は体の肉質がやわらかくなり、体形の変化を感じはじめる頃。昔のサイズや好みを引きずったまま下着を選ぶと、洋服のシルエットに響いて実年齢よりも上に見られたり、だらしない印象を与えたりすることも。特に自分では見る機会が少ない後ろ姿は、下着による段差やボディラインのくずれが目立ちます。

40歳からのインナーウエア
イラスト=白谷若菜、以下すべて同じ

かといって、ボディラインを美しく整えるためには、きついガードルやボディシェイパーで締め付けなければいけない、というのは間違いです。締め付ける下着によって今までになかった段差が出現するだけでなく、呼吸が浅くなり肩こりや頭痛、腹痛などの原因にもなるからです。さらに、体に合わない下着や間違った着け方も同様に不調を招きます。体に正しくフィットする下着は、決して息苦しく感じないもの。むしろ、着けていたほうが心地よく、健康的に過ごせます。

年齢を重ねてやわらかくなった体こそ、慎重に選べばその中に収まりやすく、美しい形に近づけることが可能。それに応えるように、下着も日々進化し続けているので、ぜひこの機会に見直してみてください。正しいインナーウエアの知識を学ぶことで、りんとした佇まいや仕事での信頼を手に入れられるだけでなく、心に自信を持つこともできます。体形の変化を遅らせてボディラインをキープすることは、ビジネスシーンにおいてもプラスになるはずです」(インポートランジェリーショップオーナー 國保和子さん)

ブラジャーの各部位の名称