ポストコロナ時代の働き方

リモートワーク

デジタル化は顔の見えない世界を生み出すのではなく、より「人」に焦点が当たる世界になる。

ウィズコロナでリモートワークの状況はどう変わった?

「人」の存在が重要になり「人」を大切にする社会へ

在宅勤務の環境が整いつつある今、働き方の多様化がさらに進み、「永久在宅勤務者」というくくりができるかもしれませんね。DX化の流れでAIに取って代わる職業が出てくるだろうと以前からいわれていますが、それが現実になる日も近いでしょうし、大リストラ時代が訪れるのは間違いないでしょう。仕事をしているフリをしてきた社員や社内を散歩するのが日課の上司など、これを機にあぶり出されそうです。そんななか、これからの強みは“個性”。

デジタル化で顔が見えなくなるからこそ、個性を輝かせる働き方が重要に。誰にでもできる仕事はAIに任せればいい。注目されるべきは技術ではなく、“人”。「この人でなければできない仕事」に取り組むことが大切になるのではないでしょうか。リモートワークの浸透で、個性が前面に押し出され、自分の意見を言えない人は発言の機会すらなくなるでしょう。男性だから、女性だからとか、空気を読めるか否かなど非言語的表現が通用しない世の中に変わっていくと考えられます。

リモートワーク時代のマネジメント術

また、個々の動きが見えないリモートワークでマネジメントをどう行っていけばいいのかという問題が浮かび上がってきましたね。まだベストな対策を見いだせずにいますが、出社ベースの現場の場合、上司はプロジェクトの進捗管理をしていましたが、リモートワークでのマネジメントは、“人”を管理する方向にいくのではないかと考えます。顧客へのサービス向上を考えるときも、今まで見逃されてきた“働く側”に焦点が当たるようになるでしょう。人口増加時代はマス戦略で十分でしたが、時代はますます個人中心に。

ポストコロナ時代、女性の働き方はどう変わる?

デジタル化で、より“人”の存在が重要視されるようになれば、EX(従業員の体験価値)を高めることが大切に。仕事が嫌いな人がお客様のことを考えられますか? EXを高めれば、CX(顧客の体験価値)はおのずと高まります。つまり、雇用者が従業員へ目配りしていれば、従業員は顧客への目配りができるということ。デジタルが当たり前の世界になれば、より“人”中心のビジネスへとシフトするでしょう。