コロナ禍で推奨・促進された在宅勤務。リモートワーク化が浸透するにつれ、見えてきた課題も。ポストコロナ時代のデジタル環境はどうなっていくのだろうか。

“ポストコロナ時代のキーワードは「DX」。デジタルリテラシーが仕事を左右します”

日本の中年女性は自宅でオンラインで働いています
※写真はイメージです(写真=iStock.com/show999)

コロナでデジタル化加速。波に乗らずにいられない

2020年2月、新型コロナウイルスが急速に広がる中、政府は感染拡大を防ぐため、企業に在宅勤務前提のリモートワークの利用を促し始めました。2006年には、安倍首相政権下のIT新改革戦略にて、「2010年度までにテレワーク(リモートワークと同義)人口増」が掲げられ、リモートワークに取り組み始める企業が少なからずあったものの、政府目標にはほど遠い状況にありました。

09年の新型インフルエンザ流行期でも、11年の東日本大震災でも議論はされましたが、実際に働き方を変えるまでには至らず、リモートワーク化は遅々として進みませんでした。でも、今回のコロナ禍で一気に加速。20年4月7日の緊急事態宣言における外出自粛要請が、世の中のデジタル化をも促すことに。そんな急激な変化の中、私たちはどう行動していけばいいのか考えてみましょう。

かつて、政府が国家戦略としてリモートワークを推奨したことで、大手も中堅企業も意識してはいたけれど、資金面での問題をはじめ、精神的な面においても取り組むには至りませんでした。