持続可能な未来をめざすサステナブルな考え方は、一時のトレンドに終わらず、ビジネスにおいてはもはや「取り組んでいないと意識の低い企業」と見られてしまうこともある必須事項。同時に、国籍や人種は関係なく、人類全体が行動すべきことのひとつです。けれど、今この時代の変わり目において、間違った知識が飛び交っているのも事実。今月は、これからの時代のサステナビリティについて、一歩進んで学んでみましょう。
紙ごみを適切なリサイクルボックスに分別
写真=iStock.com/KatarzynaBialasiewicz
※写真はイメージです

回収された服はどこに行く

✓ 使わない洋服をリサイクルに出す

最近よく見られるのが、アパレルショップなどの店先に置かれているリサイクルボックス。誰でも不要な服を入れられ、回収後それらを途上国などに寄付したり、その名のとおり別のものにリサイクルしたりしてくれるというものだが、これにも実は落とし穴が。一部のショップでは集まった服がしかるべき処理をされず、遠くの国に運ばれ、ゴミの山として環境を汚している場合があるのだ。自分の手から離れたとはいえ、もとは自身が選び取った服。回収された服がその後どうなっているのか、どのように処理されているのかを多少調べる必要があるようだ。