国内外のクライアントとの会話に欠かせない「教養」。ある程度は知っておきたい自国の歴史や哲学、文化、そして最新の世界常識などを見直すための教養本を厳選。知性と教養にあふれたスマートな会話で、相手に「さすが」と思わせよう。
ワンランク上の会話ができる「大人の教養本」13冊

ワインは世界のエリートの共通語

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン
渡辺順子●ダイヤモンド社/1600円

ビジネスの場でのコミュニケーションで、おおいに役立つのがワインの知識だ。大手オークションハウス「クリスティーズ」NY支社で、アジア人初のワインスペシャリストとなった著者が指南する、ワイン初心者でもわかりやすい世界の醸造地と一流ワインについての解説本。

現代の世界を取り巻く常識をわかりやすく

おとなの教養2~私たちはいま、どこにいるのか?
池上 彰●NHK出版新書/850円

新聞やテレビの報道をより深く理解できるようになる「おとなの教養」シリーズの第2弾! 「教養とは『立ち止まって考える力』」と語る池上彰が、AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争、地政学、ポピュリズムから日本国憲法まで、今、知っておくべき6つのテーマを解説する。

初心者にもわかるビジネスに効く歌舞伎

ビジネスマンへの歌舞伎案内
成毛 眞●NHK出版新書/740円

日本人として押さえておきたい歌舞伎の三大名作をはじめ、歌舞伎の常識など、歌舞伎の「面白がり方」と「効能」をわかりやすく案内。元マイクロソフト日本法人社長の著者が20年を超える観劇経験をもとに、ビジネスパーソンが知っておくべき歌舞伎の魅力を解説する。

吉川英治の名著からビジネス術を学ぶ

新装版 三国志』全5巻
吉川英治●講談社文庫/(1・2)1100円、(3)933円、(4・5)1000円

ビジネスパーソンに高い人気を誇る中国の歴史書『三国志』を吉川英治が生き生きと描く名著。2世紀末、魏・呉・蜀を率いる3人の君主を主人公に壮大なドラマが繰り広げられる。現代のビジネス論や組織論に通じ、幅広い世代に人気。