ワークスペースづくりの準備3ステップ

とはいえ、ワークスペースなんてそんな簡単には設けられませんよね。場所が必要だからと言って、闇雲に作ろうとすると「あれ? こんなはずじゃなかった!」と失敗しかねません。大抵の人の場合、家の中で活用できるスペースは限られているので、計画的に準備することが大切です。

まずは家族ですり合わせすることから始めましょう。週に何回、どれくらいの時間、そのスぺースを利用するのか、夫と妻の両方が使うのか、どれくらいの広さが必要なのかなどをよく話し合ってみてください。

次に、自分がどのような環境下で働きたいのかについて改めて考えてみましょう。周囲を囲われていた方が集中しやすいのか、壁に向かっていた方が落ち着くのか、家族の様子が視界に入るほうがリラックスできるのか。

ワークスペースの利用イメージが持てたら、どこにその場所を設けるのかを考えます。一戸建てならマンションに比べると多少はスペースに余裕があると思うので、普段はあまり利用していない和室や階段の下などが有力候補。マンションは元々スペースが限られているので、リビングもしくは寝室の一角になるかと思います。また、場合によっては不要なものを断捨離して、収納部分を利用してワークスペースにするなんてことも可能。家の中に利用できそうな空間がないか、隈なく探してみてください。

場所が決まったら、いよいよワークスペース作り開始です。今回は、生活スタイルやニーズに合わせて3つのやり方をお伝えしたいと思います。

1.突っ張りパーテーションを利用する 費用1万円~

空間を仕切ってそこにデスクを配置した方が、集中して仕事に取り組めます。しかし、リフォームをして壁を設けることはおすすめしません。壁を作ると空間が狭くなりますし、この先もずっと家で仕事をし続けるかどうかはわからないからです。

そこで、活用していただきたいのが、「突っ張りパーテーション」。これなら施工要らずで、簡単に部屋を間仕切りすることができます。天井に突っ張るだけで手軽に設置できるので、壁などに傷をつける心配もありません。リフォームに比べるとかなり費用を抑えられますし、不要になった時はすぐに取り外しすることが可能です。シンプルなものから収納棚付き、有孔ボードタイプ、カーテンタイプ、デスク付きまで、バリエーションも実に様々。あっという間にワークスペースを自分好みの空間に変えることができますよ。