姿勢も良くなり、背筋も一緒に鍛えられる
一方、そらす腹筋運動はお腹が薄く引き締まり、腹直筋だけでなく腹斜筋、腹横筋、腸腰筋など、たくさんの筋肉を1度に鍛えることができます。腹筋を伸ばすと背筋が縮むため、背筋のトレーニングも同時にできる一石二鳥の方法です。腹筋をシックスパックに割るなら縮める腹筋でもいいのですが、バレリーナのようなしなやかで無駄のないカラダをめざすなら、腹筋は「そらす」のが正解です。
腹筋をそらすと、正しい姿勢も身につきます。正しい姿勢は靭帯や骨に負担をかけず、筋肉を使うため、筋肉が常にアイドリング状態になります。だから、日常生活の動きでも脂肪を燃焼しやすくなり、痩せスイッチが入るのです。
そらす腹筋のポイントは、お腹と骨盤を前に突き出さないように上半身だけをそらす、そらすときに大きく息を吸いながら胸を開く、の2つ。腹筋をそらすと交感神経が優位になるため、寝る前以外であれば1日何回行ってもOK。仕事中に眠気が襲ってきたときにもオススメです。2週間ほど続けると、お腹の厚みが薄くなる感覚がありますよ。
構成=中島夕子
理学療法士、ヨガインストラクター。逆腹筋メソッドの考案者。Studio TAKTEIGHT(タクトエイト)主宰。1999年より理学療法士として大学病院から在宅まで12年間幅広く臨床を経験。その中でヨガと出会う。2011年に予防医学を実現するために独立。解剖学への深い理解と、医学に基づく安全な指導に定評があり、日本最大のヨガイベントYoga Fest、オーガニックライフ東京には毎年招聘されている。現在は、医療とボディーワークの融合、予防医学の確立を目指し、日々患者や生徒と向き合っている。これまでに、理学療法士として姿勢や運動機能に問題を抱えた1万人以上の患者と向き合いつつ、ヨガやピラティスの指導者として2000人以上のインストラクターを養成。著書はロングセラーの『ヨガの解剖学』(BABジャパン)をはじめ、テレビやYouTubeで話題になった『「そる」だけでやせる 腹筋革命』(飛鳥新社)など多数。NHK『きょうの健康』『おはよう日本』をはじめ、全国ネット局に番組への出演実績多数。
