従来の腹筋運動ではウエストは細くならない
腹筋運動といえば、仰向けになってカラダを起こす従来のツラい運動をイメージする人は多いはず。ところがこの「縮める」腹筋運動は理にかなった方法ではありません。筋肉には大きく分けて「縮める」と「伸ばす」の2つの働きがありますが、腹筋は伸ばす力のほうがはるかに強い筋肉です。姿勢良く立っているとき、高い位置にあるものを取るとき、後ろを振り返るときなど、日常の中で腹筋を伸ばす機会はたくさんあります。しかし、腹筋を縮めるのは朝起き上がるときくらい。腹筋は伸ばすほうが効率良く鍛えられるのです。
腹筋を伸ばすには、立った状態から上半身をそらすだけ。上半身の重みを利用してそらすので、意図的に筋肉を動かす従来の腹筋運動に比べると、はるかにラクで継続しやすいのが特徴です。縮める腹筋運動はぽっこりとしたお腹の上に筋肉がつくので、ウエストは細くならないばかりか、鍛えられるのは腹直筋だけ。