※本稿は菅原洋平『「疲れない」が毎日続く! 休み方マネジメント』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。
仕事を「先延ばし」するだけで脳は疲れてしまう
仕事でやるべきことを「面倒くさい」と感じて先に延ばしてしまったら、その先延ばしによって、脳は疲労してしまいます。
1つの仕事を終えたら、次にやることに少しだけ手をつけて動作を区切ってみましょう。これだけで、先延ばしが起こらない脳をつくることができます。
脳には、行動の辞書のような働きがあります。補足運動野や、帯状回という部位で、各動作を辞書のように保存しています。
先延ばし行動が辞書に保存されていれば、課題を受けたときに無意識に先延ばししてしまいます。それを防ぐため、課題を受けたときにすぐに手がつけられる行動を意図的に保存するのです。