好感度の高い企業SNS&キャンペーン
【長谷川さん】友達の間では「CHINTAI」のインスタが好評ですね。投稿ごとに一つの街や駅にフォーカスして紹介していて、そこにいそうな人の姿もイラストで見せてくれるんです。例えば表参道と下北沢じゃ街の雰囲気が違うから、出かける時はそこに合った服を着なきゃっていう子も多いんですよ。そんな時、あらかじめ雰囲気を確認できて便利ですね。
【赤峰沙都さん】私の周りでは「バイトル」の高校生限定キャンペーンが人気です。バイトルのスマホアプリをダウンロードすると、デジタルアートミュージアム「チームラボ ボーダーレス」に無料招待してもらえるもの。SNSで広まって、一時はほとんどの高校生がやっていたんじゃないかと思います。私の場合、せっかくアプリを入れたからと思って、結局バイトもそれで探しました。
【森くん】キャンペーンだと、僕は小学館の「図鑑NEOメーカー」に好感を持ちました。自分で撮った写真を集めてタイトルを決めて、それを新しい図鑑としてSNSにアップできるんです。楽しくていい企画だなと感じました。
【丹羽さん】私もキャンペーンなんですが、キリン淡麗グリーンラベルの「ツイッターおにごっこ」がよかったです。ハッシュタグ「#イインダヨ」をつけて投稿して、企業から返信がなかったら抽選で商品がもらえる企画です。返信がなくてもチャンスだし、返信があれば企業の人と会話できるんですよね。普段は顔の見えないキリンの人と会話できたのがうれしくて、親近感を持ちました。
ノリよりシンプルさが大事
【宮本さん】私はスターバックスのTwitterが好きです。新メニューや季節のオススメなど、本当にほしい情報をいいタイミングでツイートしてくれるんですよ。企業SNSって、世間的にはシャープやタニタが面白いと言われていますが、“中の人ノリ”が強すぎるし、会社とは関係ない情報も多いので私は敬遠しちゃいます。その点、スタバはちょうどいいですね。
【原田】企業側としては、商品以外の話題も入れたほうが読んでもらえると思ってそうしているんじゃないかな。でも、宮本さんにはそれが逆にわずらわしいんだね。あと、そもそもスタバはブランド力自体が強いよね。だから魅力的に感じるっていうのもあるんじゃないかな?
【宮本さん】それはあるかもしれないです。私は企業SNSをそれほどたくさんは見ていないので。でも、余計なツイートが多いと友達のやつが埋もれちゃう。企業SNSの発信はなるべくシンプルにしてほしいです。