小泉進次郎にかけた2つのアドバイス

だからこそ僕は、「あなたが育休を取ると、空気が変わるから」と言って小泉さんを説得したんです。「空気を読むのではなくて、空気を変えてほしい」と言ったんです。

小泉さんとは、子どもが生まれてから電話で話したのですが、オムツ替え、沐浴、夜中のミルク作りなどをやっているそうです。本当に大変そうで、「これをやっている日本中のママとパパを尊敬します」と言っていました。こういう、お母さんたちの大変さと充実感を、すべてのお父さんにも味わってほしいんです。

彼には、奥さんが仕事に復帰するときに、もう一度、2週間の育休を取るといいよとアドバイスしました。実際、そうすると発表されたようです。

せめて3カ月は定時帰りを

育児・介護休業法では、生後8週間以内にパパが育休を取ると、ママの仕事復帰時や子どもが保育園で慣らし保育を始める時などに、再度育休を取ることができますが、まだ広く知られていません。小泉さんは国会議員なので育休の制度はありませんが、こうした法律の趣旨を広く知ってもらうためにも、奥さんの仕事復帰時に再度育休を取ることはとても意味があると思います。

世の中にはどうしても育休が取れない男性もいます。それでも、せめて生後3カ月間はなるべく定時で帰るようにしてほしい。家事をやったり、保育園を探したり、ママの話を聴いたり……男性も授乳以外は何でもできます。いくらでもやることはあるんです。