女性リーダーは、公益とエレガントのために戦うべき

——最近よく耳にする「ノブレス・オブリージュの精神」について聞いてみたい。日本ではまだあまり浸透していない考え方だが、この精神についてキャサリンさんが思うこととは? また、日本の女性リーダーはどうあるべきだと考えるのか?

【K】私たちが特権的な階級にいて十分な教育を受けてきたならば、そうでない人を支え、教える義務があります。

ファビュラスで強く、やさしく、毅然として、勇敢に、公益とエレガントのために戦うべきです。そして最高の服を着て、仕事で活躍するのです。

——自身が受けた恵みを広くシェアし、社会的地位を世の中のために役立てるのも、また立派な社会貢献であり、サステナブルな世界を構築するためのひとつの義務なのだ。

最後に、プレジデントウーマン読者にメッセージをお願いした。

【K】私たち女性は家計の多くを握っています。それを賢明に使って。

構成=乙部 アン

キャサリン・ハムネット(Katharine Hamnett)
ファッションデザイナー

1979年に「Katharine Hamnett London」を設立。「CHOOSE LIFE」や「SAVE THE OCEAN」など、ブランドの代名詞となるスローガンTシャツは、ファッションを通じて強いメッセージを発信したことで話題となった。また、ファッションデザイナーのみならず環境活動家としての活動を続けており、2006年には大英国勲章を受章。サステナブルやエシカルを提唱し始めて30年となる。