<投資家タイプ>1円でも多く投資に回したい
投資家タイプのお金持ちの特徴は、消費にあまり興味がないことだという。
「大きな家に住んだり、高級車に乗ったりする人は少ないですね」
一般的なお金持ちのイメージとはだいぶ違いそうだ。街で出会っても、外見からその人がお金持ちだとは気づかないだろう。
お金を使うくらいなら、1円でも多くを投資に回したいと思っているのが投資家タイプだ。だから、無駄遣いを嫌う。それが1円、10円であっても同じだ。だからこそ、投資家タイプは、パートナー選びでもお金の価値観を重視する。自分自身が無駄遣いを嫌うので、パートナーが浪費家であれば、嫌な思いをすることになる。お金の使い方を巡って、喧嘩も絶えないだろう。であれば、お金の価値観が一致する人をパートナーに選んだほうが合理的というわけだ。
投資の損失は割り切ることができる
「彼ら/彼女たちは、本来支払う必要のなかったものを節約できなかったときは多いに悔しいと感じるんです。けれど、投資で損失が出てしまったときには、仕方ないとあきらめることができるのが特徴です」。
それが100万円、1000万円単位のお金でも割り切ることができるという。普通なら投資にチャレンジして失敗すると、「二度と投資などしたくない」となるはずだ。投資家タイプも失敗は悔しいのだが、なぜ失敗したのか、どうすれば失敗しないのか、学びを得て次のチャレンジに生かすことができる。
「チャレンジして失敗することより、チャレンジをしなかったことでチャンスを逃すのが悔しいと思う人たちですね」
投資家タイプの中には、短期間で大儲けした人も多い。
「実は、お金持ちへの扉が開く時期があるのです。その扉に気づき、くぐることができた人は、一気に資産を築くことができるのです」
ここ20年ほどで考えても、1999~2000年のネットバブル、2003~08年の不動産ミニバブル、2005~07年のFXバブル、直近では2013年以降のアベノミクスなどは扉が開いていた時期だという。その波にうまく乗れることができた人がお金持ちになっているというのだ。