“昭和上司”が若い女性を下に見る理由
古い価値観をもったいわゆる“昭和上司”に物申す時、なぜか緊張してしまうという女性は多いのではないでしょうか。部下の意見に耳を傾けてくれる相手ならいいのですが、頭が固いおじさんの場合、聞く耳を持たずに一蹴したり、ひどいと怒り出したりすることもあります。これでは意見が言いにくくなるのも当然でしょう。
彼らは若い女性を下に見がちです。これは悪気なくやってしまっていることが問題なのですが、無意識の思い込みが一つの原因だと考えられます。女性の働き方に対する理解が昭和のまま、つまり「どうせ結婚や出産を機に辞めるんだろう」というところで止まっているからなのです。
そのため、若い女性を“女の子扱い”して、当然のように雑務をやらせたり、重要な仕事を任せなかったりします。また、女性は“物申さない存在”だと思っているため、意見を言われること自体に驚き、人によっては怒りを感じることさえあります。
女性にとっては、キャリアアップを考える際の妨げにもなりますから、もし下に見られていると感じたら早めの対策をしなければなりません。ただし、彼らは意識してそんな態度をとっているわけではないので、ストレートに「女の子扱いしないでください」と言っても、残念ながら意味が伝わらず、改善は望めません。
例えば、男性上司が出張でお土産を買ってきて、あなたに「配っておいて」と言ったとします。これも女の子扱いの一つですね。そんな慣習はやめさせたい、でも配りたくないとは言いにくい──。この場合、相手のタイプ別に3つの対策が考えられます。