肩こりは、まさに現代病。同じ姿勢での作業は要注意です

「肩こり」は女性の不調の代表格であり、厚生労働省の「国民生活基礎調査」でも、毎回、堂々1位の自覚症状となっている。病気ではないものの、重くてだるい“こり”の症状は、ひどくなると頭痛まで引き起こすという。そもそもなぜ肩こりは起きるのか、整形外科医の小橋大恵先生に伺った。

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「重い頭を細い首が支えており、さらに片方4kg前後もある両腕の重さが肩に集中しているため、肩こりは誰にでも起きやすいのです。PCなど、首や背中が常に緊張する姿勢を続ける作業や、スマホの長時間使用、猫背、精神的ストレス、冷え、運動不足なども原因に。さらに、なで肩の人もなりやすい」

悪い姿勢を続けることで背中にある僧帽筋そうぼうきんが緊張状態に。すると血管が圧迫され、血行不良となり、疲労物質が溜まることで“こり”を引き起こす。疲労物質を溜め込むとさらに痛みやこりがひどくなる悪循環に陥るという。まずは筋肉を緊張状態から解放することが症状改善の近道だと小橋先生。