ドーパミンやアドレナリンが分泌されている状態

むしろ忙しい女性ほど「恋愛」が必要かもしれませんね。恋愛感情が芽生えて生じる「ときめき」は、ドーパミンやアドレナリンが分泌されている状態なので、気分が高揚して活動的になります。やる気がみなぎって、ポジティブ思考になるので、仕事にもハリが生まれるわけです。

もっとも「ときめき」の賞味期限は短く、だいたい2年くらいで消滅するのが一般的。恋愛感情は長持ちしないという厳しい現実があり、恋愛、別れを繰り返すことになる。つまり人は恋するために生きているともいえるのです。

▼ヒトが恋愛を求めるワケ
(1)遺伝子に組み込まれた欲求である
(2)ヒトは基本的に自分と釣り合ったヒトと恋愛する
(3)恋愛=繁殖行動である
(4)ときめきの持続期間は2年

ヒトが恋愛するのは、動物としての根源的な欲求。恋愛は、自分の遺伝子を後世に残すための必然的な行動であり、「一生恋愛したい」と感じるのは、より強い遺伝子を残そうとする、動物的本能の名残なのかもしれない。1人の相手にときめく期間は平均2年。ときめきを失った夫婦や恋人たちの間に、すき間風が吹くのもうなずける。

構成=歌代幸子 写真=iStock.com

森川 友義(もりかわ・とものり)
政治学博士

早稲田大学国際教養学部教授(前職)。1955年群馬県生まれ。早稲田大学政経学部卒、ボストン大学政治学修士号、オレゴン大学政治学博士号取得。国連勤務後、米国ルイス・クラーク大学助教、オレゴン大学客員准教授等を経て、現在に至る。専門は日本政治、恋愛学、進化政治学。政治学の著書としては『60年安保 6人の証言』(編著、同時代社)、『若者は、選挙に行かないせいで四〇〇〇万円も損している!?』、『どうする!依存大国ニッポン』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『生き延びるための政治学』(弘文堂)等がある。