2019年4月から順次施行されてきた「働き方改革法」。平成の間にも引きずり続けた“昭和的”な働き方を脱却し、新しい働き方が広まっていく時代になるのでしょうか。経験とスキルを複数社で活かすプロ人材のプラットフォーム(プロシェアリング)を提供するサーキュレーション代表取締役の久保田雅俊さんに、2020年の働き方のトレンドやキーワードを伺います。
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ギグ・エコノミーが急拡大する

ギグ・エコノミーと呼ばれる働き方はすでに大きな潮流となっています。単発の仕事を受けて、自分のスキルや労働力、時間を提供するという働き方です。2020年には、さらに大きなうねりが生まれるでしょう。もっともわかりやすい例は、配車サービスでまたたくまに世界的企業になったUber。新たな労働紛争も生まれるなど、解決しなければならない問題はありますが、ギグ・エコノミーは今後さまざまな業界でも取り入れられ、新時代の働き方として広がると考えています。

職能の高いプロフェッショナル、あるいは広報、人事、経営戦略など、自分の仕事のテーマが決まっている人は、ギグ・エコノミー的な働き方との親和性が高いと思います。