じっくり英語を勉強したいけれど、なかなか時間が取れない。ならば短期留学はいかがでしょうか。現地でのレッスンはどんな感じ? どれぐらい英語力が身に付くの? プレジデントウーマン誌ライターが体験取材を敢行!
※写真はイメージです(写真=iStock.com/undrey)

1週間、1日8~10コマのマンツーマンレッスン

「欧米より費用が安い」「マンツーマンで集中的に英語が学べる」など、ビジネスパーソンの短期留学先として人気が定着しているフィリピンのセブ島。

今回、お邪魔したのはフィリピン最大規模の英会話学校である「QQEnglish-ITパーク校」。フィリピン人の講師とのマンツーマンレッスン6コマ+グループレッスン2コマ=1日8コマのレッスンの「スタンダードプラン」を月曜日から金曜日までの5日間、受講することになった。希望すれば、夜のグループレッスンも2コマ受けられる。

1コマ50分のレッスンを1日8~10コマ、これが毎日行われるというから、セブ島留学が「英語のビリーズブートキャンプ」と言われるのもうなずける。果たして脱落せずに、最後までやり切れるかどうか……。

入学時のレベルチェックテストの結果に関係なく、すべての生徒が同じ時間割だが、レベルによって授業の内容が異なる。講師は授業ごとの担当制。授業が8コマあれば、8人の講師に教わることになる。

フィリピン人の英語は、なまりがあるのでは? そんな声を聞くこともあるが、フィリピンでは、英語は公用語として小学校から教えられているので、発音は美しい。そのうえQQEnglishの先生は、すべて国際資格TESOL(※)を取得しているから教え方も折り紙つき。こちらの言いたいことを常にくみ取ってくれるため、その通じ具合にはちょっと感動する。

「多くの日本人が話すことに苦労していますが、“カランメソッド”は、そういったニーズにこたえるスピーキングに特化したメソッドです」と話すのは代表の藤岡頼光さん。

※TESOL:英語以外の言語を母国語とする人々向けに英語を教えるための資格のひとつ。