欲しいものに出合ったら迷わずに買う
2.クーポンに振り回された買い物をしない
最近は紙のクーポンだけでなく、スマホ画面を見せると割引になるなど、何かしらクーポンサービスをしている店も増えてきました。ただし、「クーポンがあるからここで買うか」ではなく、「たまたま行きたかったお店、買いたかったものにクーポンがあって嬉しい」くらいの気持ちでいることが大切です。クーポンありきの買い物になると、結果的には満足のいく買い物にならずにストレスが溜まるからです。クーポンはあくまで「あればラッキー」という存在に。ポジティブな発想はお金に好かれる人を作ります。
3.「衝動買いはダメ」をやめる
「え? 本当に?」と思われた方。本当です。節約するには「衝動買いをやめる」は必須だと言われます。確かに欲しいものを手あたり次第に衝動買いしてしまっては、お金はなくなってしまいます。そのような衝動買いはおすすめしません。ここでいう衝動買いとは、「欲しいものに出合った際には迷わずに買う」という満足度の非常に高い買い物方法です。
いい判断をするためには、欲しいものをリストアップしておくことが必要。欲しいものリストが出来ると、お金を使う優先順位がおのずと決まっていくんです。大事なものから買うようになるため、同じお金を使うとしても満足感が高まりストレスが軽減します。
結果的に余計な買い物を防ぐことにもなって節約になる好循環が生まれるわけです。
衝動買いで自己嫌悪に陥るとしたら、本当は欲しくないのについ買ってしまった時。
たとえ「衝動買いをしてしまった」と思っても、それが自分の本当に欲しいものだとわかっていれば「欲しかったんだから、まあいいか」と嬉しい気持ちになるもの。
自分の価値観がはっきりしていると、お金をプラス方向に動かしていくことができますよ。
欲しい物リスト作りは、節約にも満足度の高い買い物にも、大いに役に立ってくれるでしょう。
リストを見るとその人の価値観がわかるので、夫婦で見せ合うと、お互いをより理解していく機会となります。このリストが夫婦間のお金の話題をポジティブなものにするきっかになれば嬉しいです。
お金に好かれる人の行動の根底にあるのは「自分の価値観に沿った選択をして楽しく過ごす」というマインドです。「安いから」「サービスがあるから」に惑わされず、自分が何に価値を見出しているのかを大切にしましょう。
自分の価値観に沿って楽しく生きていける人が、お金に好かれる人なのです。
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出版社で編集・マーケティングに携わった後、2005年に独立。ファイナンシャルプランナーの資格を取得。Oggi、Marisol、mi-mollet、エクラ、All About、日経DUAL、クルールなど雑誌やWEBで、女性の生き方やマネー、インタビューをテーマに取材・執筆・記事監修、講演活動を行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、最新刊に『お金の増やし方』(主婦の友社)。一男一女の母。