節約対象は2パターンにしぼる

お金に好かれるには、先ほどの行動を全て逆にし、こういう行動をしてみてください。

1.最安値を比較して買うことをやめる

最安値を比較しだすと、物を選ぶ際には「安いかどうか」が重要視され、自分が本当に欲しいものを見失うことになります。

つまり、自分の価値観が失われる危険性があるのです。

店舗での買い物でもそうですが、ネットでの買い物でも、「送料込みでどちらが安いだろう」と10円20円の差を比較しつづけたりして、時間が過ぎ去るのはなんとももったいない。

育児もがんばっているワーママにとって、10分20分の時間も貴重ですよね。

ただし、比較を全くしない、というわけではないのです。「あれもこれも比較」はやめて、「比較して節約するものはあらかじめ決めておく」という方法をおすすめします。

その判断基準は「買う頻度の高い物」「金額が大きな物」の2点。

例えば、毎日牛乳を1本飲む家庭であれば、同じ銘柄の牛乳が158円と198円で売っている場合、安いほうを選ぶと、1年で差額40円×365日=1万4600円という大きな金額の節約になります。

ところが買う頻度が月1回の柔軟剤は、100円安く買えるものを選んだとしても100円×12回=1200円の節約にしかなりません。

それなら、安い店をはしごする時間や体力を他にまわそう、と考えることもできます。まずは自分の家庭の購入頻度が高い物を節約対象にしましょう。

大きな買い物に潜む落とし穴

次に、年に一回の買い物だとしても、大きな金額の買い物の場合は節約を考えてみることをおすすめします。大きい額の買い物をする際に陥るのが、「10万円も12万円も変わらないというような感覚になってしまうこと」。

感覚が麻痺してしまうので、店員さんのアドバイスに乗せられて高いほうを買ってしまうことになりがち……。でも10万円と12万円では、当然ですが2万円の差で、それを日々の節約で埋めていくのは結構大変です。よく考えて判断しましょう。