1.資金調達のニュースを見逃さない

ベンチャー・スタートアップの企業が資金調達をしたというようなニュースを、いろいろなところでよく見聞きすると思います。資金調達に関する情報は大きなチャンスになることが多いので、要チェックです。資金調達に成功したということは、つまり人材も増やそうとしているということ。求人募集が表立って流出する前の先を読んだ積極的なアクションが命運を分けることになるかもしれません。情報収集は怠らないようにしましょう。さらには、そういった資金調達のニュースを事前に知っておけると◎。そのためには、エンジェル投資家やVCのネットワークもあると良いでしょう。

2.現在の経営幹部について調べる

気になる企業の現在の幹部構成を調べてみましょう。幹部層の顔ぶれや仕事ぶりを知ることで、経営レベルの視点が養われ、「この企業はここのセクションが弱そう」などといった課題やウィークポイントが見つけられるかもしれません。ウィークポイントがわかれば、「自分のこの能力が役に立つ」というアピールができます。逆に業績を上げているセクションを持つ企業には、「自分の経験を使えば、さらに業績に貢献できるかもしれない」というアプローチをすることもできる。周りができないことが自分にはできるという説得ができなければ、経営幹部にはなれないので、人脈やメディアなどを使って企業の幹部情報を得ておくことも大切です。

3.過去の友人や知人とコンタクトをとる

学生時代の友人や知人などにコンタクトを取って、採用のニーズを聞いてみるという方法もあります。昔の縁が思わぬ展開に発展することはよくある話です。私は、同窓会の幹事を務めたことかがきっかけで、15年ぶりに旧友と再会し、結果としてベンチャーの幹部に転職した方を知っています。幹事を務めるのははっきり言って面倒なことも多いですが、幹事をすると、いろいろな情報が集まってくるというメリットもあります。

また、普段からツイッターやフェイスブックなどのSNSを使っている人は、転職を考えていること、自分にはどういったことができるのか、どんなことがやりたいのかを書いてアップしてみるのも良いと思います。その際は仕事のことだけでなく、プライベートのことも記しておきましょう。例えば、産休・育休を経て仕事に復帰した経験がある場合はそのこともお忘れなく。小さいお子さんが2人以上いながら仕事を続けている人は、効率よく仕事を進めることができる有能な人が多いので、高く評価されるようです。思いがけない友人や知人から声がかかることがあるかもしれないので、躊躇ちゅうちょせずに転職の意思をオープンにしてみましょう。