そもそもシェアリングエコノミーとは?
知っているようで知らないシェアリングエコノミー。まずはシェアリングエコノミーとは何かということから、蓑口さんのレクチャーはスタート。
「シェアリングエコノミーとは、スキルや場所を提供するホストと、そのサービスを受けるゲスト、つまり個人対個人が、インターネット上のプラットフォームで売買することを言います。スマホがあって、インターネットにつながれば、個人でも経済活動ができるようになります」
現在、シェアリングエコノミー協会に所属している企業は約300社。大きくは次の5つに分類されます。
ホームシェア、駐車場・会議室などを貸す。Airbnb(エアビーアンドビー)が代表的。
(2)物のシェア
メルカリに代表されるもの。ブランドバッグや服などをフリマやレンタルで貸す。
(3)移動のシェア
車やバイク、自転車などを貸す。自分で買わなくても必要なときに使えるサービス。
(4)お金のシェア
銀行から借りなくても、多くの人から小さなお金を借りて、事業が始められるしくみ。
(5)スキルのシェア
各人がスキルを多面的に提供。労働人口が減る中、最も期待されているサービス。
「国としても2020年の東京オリンピック開催に向けて、こういったシェアリングエコノミーを国家戦略の一つの価値と位置づけ、いろいろな省庁が後押ししています」