「ココナラ」で日々の業務をアウトソースしてみる

蓑口さんのレクチャーのあとは、人気シェアサービスサイト「ココナラ」と「タスカジ」の広報担当者とユーザーが登場。参加者のみなさんから質問も飛び出し、会場は大いにわきました。まずは「ココナラ」広報の古川芙美さんからココナラのサービスについて説明がありました。

「ココナラは知識、スキル、経験といった、それぞれの“得意”を気軽に売り買いできるスキルマーケットです。まずは出品者がサービスを出品して、オンライン上でそれを買いたい人が買うという、いわゆるECサイト。やりとりは1対1で非公開、直接会わずにオンラインで完結するのが特徴です。働く女性が日々の業務の効率化を目的に買うなら、エクセルの作成やライティングなど。独立・起業したいときは、事業計画書や契約書の作成依頼はもちろん、自分専用の税理士さんや社会保険労務士さんも探せます」

自分のスキルを活かして副業も可能

一方、売るほうについては、実際にココナラで“翻訳”というスキルを売っている宮下りかさんが、登録のきっかけから話してくれました。

ココナラ広報の古川芙美さん(左)と、翻訳の仕事を出品している宮下りかさん(右)。

「本業は海外のタレントやコンテンツを日本に紹介するエージェント業です。私はバイリンガルでありながら、翻訳や通訳への苦手意識が強くて。でもそれを少しずつ実践する中で克服できれば、と思ったのが登録のきっかけです。ですからプロフィールには、私はプロではありません、翻訳会社に頼みにくい相談をお受けできます、と書いています。値段も今は日英翻訳が1000円ですが、最初は500円から始めました」

結果的に「この響きはネイティブが聞いて自然でしょうか」「英語の日記を添削してください」といった依頼も届くようになり、宮下さんだからこそできる英語のサービスを提供することになったそう。「自信がつき、苦手意識が消えるのを実感しています」と宮下さん。現在は1週間に2時間程度で毎月数万円の収入を得ているそうです。