大人になったら誰も注意してくれない、もしくは指摘しづらいがゆえに、いつまでもなくならないマナー違反に切り込む連載。第7回目の今回は、仕事はもちろん、日常生活や性格までもが映し出されるさまざまな「間(ま)」について。これを読んで心当たりがある人は、知らず知らずのうちに相手を不快にさせているかも!? 今まで気にしたことがなかった人ももしかして、改善の余地アリ、です。

要求を無理なくとおすための隠れテクニック

※写真はイメージです(写真=iStock.com/byryo)

あなたは普段から「」をどのぐらい意識していますか?

たとえばそれは、会話の。相手が話し終わる前に自分の会話をかぶせるようなせっかちなは、同意の場合を除いて、話し手を否定したような形になってしまい、不快感を与えてしまいます。また反対に、相手の話が終わっているのに反応が遅いと「この人、ちゃんと聞いているのかしら?」と、姿勢を疑われかねません。

これはプレゼンのとき、会議のとき、打ち合わせのときなどにも同じことが言えます。

相手を心地よく、スムーズに会話を進めるためにはセンスのよいが必要。同じような内容でも間合いが違うだけで、通りにくい要求が可能になったり、はたまたその逆もありえます。

コミュニケーションが上手な人や交渉に優れている人は、自然と心地よいが取れています。もちろん、それだけですべてがうまくいくとは言いませんが、ほんの数秒……ときには1秒以下の短い「意義ある無の時間」が、仕事の結果を大きく変えてしまうことだってあるのです。