要求を無理なくとおすための隠れテクニック
あなたは普段から「間」をどのぐらい意識していますか?
たとえばそれは、会話の間。相手が話し終わる前に自分の会話をかぶせるようなせっかちな間は、同意の場合を除いて、話し手を否定したような形になってしまい、不快感を与えてしまいます。また反対に、相手の話が終わっているのに反応が遅いと「この人、ちゃんと聞いているのかしら?」と、姿勢を疑われかねません。
これはプレゼンのとき、会議のとき、打ち合わせのときなどにも同じことが言えます。
相手を心地よく、スムーズに会話を進めるためにはセンスのよい間が必要。同じような内容でも間合いが違うだけで、通りにくい要求が可能になったり、はたまたその逆もありえます。
コミュニケーションが上手な人や交渉に優れている人は、自然と心地よい間が取れています。もちろん、それだけですべてがうまくいくとは言いませんが、ほんの数秒……ときには1秒以下の短い「意義ある無の時間」が、仕事の結果を大きく変えてしまうことだってあるのです。