無駄な荷物は持たず、お財布も断捨離しました

鮮やかなミニのワンピースをスレンダーな体にまとい、コンパクトなエルメスのバーキンを手にやってきたのは、投資会社を経営している吉本美紀さん(仮名)。バッグの中身を見せてもらうと、びっくりするほど荷物が少ない!

投資会社経営 吉本美紀さん(仮名・50代)

「物をたくさん入れると、自分が何を持っているか把握できなくなってしまいますよね。それが嫌で、必要最低限のものしか入れません」

一番大きな荷物といえばスマホ。ポーチはなく、化粧道具は口紅とリップのみ。しかも、財布が、ない。

「支払いはクレジットカードをはじめ、アップルペイやスイカを利用するので、現金がなくても困りません。お札をしまわない財布は邪魔なだけだなあと思って、プラダの長財布を質屋に入れたのが1年前。それ以来、財布なしの生活です」

ふだん使うクレジットカードとキャッシュカードは1枚ずつ、名刺入れに入れて持ち歩く。なんともミニマムでうらやましい気もするが、あまりに持ちものが少なくて心もとないのでは……。そう聞いてみると、「無駄なものがない分、物理的にも精神的にもすっきりして、フットワークが軽くなりますよ」とすがすがしく笑う。そんな吉本さんは資産の内訳もすっきりしている。預貯金と投資信託が半々で、その額は約10億円! 「ラッキーが続いたんです」と切り出し、これまでの仕事ぶりを語ってくれた。