消費税の増税に備えて知っておくべきことは?

これまで8%だった消費税が、2019年10月1日から10%に引き上げられる見通しに。それと並行して、政府はさまざまな施策を打ち出しています。私たちの消費生活に深く関わることばかりなので、必ず内容を理解する必要があります。そこで、今回は各種施策の概要を紹介しましょう。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/gece33)

現段階で予定されるのは「軽減税率の導入」「保育・幼児教育の無償化」「キャッシュレス決済時のポイント還元」「自動車税の変更」「住宅購入時の減税・補助制度の拡充」です。まず「軽減税率」は、酒類や外食などを除いた飲食料品と週2回以上発行される新聞にかかる消費税率を、現行の8%のまま据え置くことを指します。

「保育・幼児教育の無償化」は、子どもの保育料が無償になったり、補助金が出たりする制度です。子どもの年齢や、共働きかそうでないか、などで適用条件は変わりますが、たとえばシングルや共働き世帯は、所得にかかわらず3~5歳の子どもの幼稚園、保育所、認定こども園の費用が原則無償になります(0~2歳児は、住民税非課税世帯のみ無償)。