督促メールも一発でできる

依頼のためのタスクメールを送った後は、Ccに届いたそのメールを選択してShift + Tを押すと、前回閉じたTo Doリストに瞬時に挿入されます。「2.タスク(他)」に入ればそのままでいいですし、「1.タスク(自)」に入っていれば正しくタスクを移動させてあげましょう。

ToDoリストに入ったタスクは、Ctrl + Shift +上下キーを使って期限順に並び替えておくと、ひと目で期限が分かって管理がしやすくなります。

そして、期限が過ぎても何らか回答をもらっていないタスクがあれば、タスク上のメールリンクをクリックすると依頼時のメールが開くので、そのメールに上書きする形で被依頼者に対してリマインド(督促)メールを送ります。

タスクのモレが解消

最初は慣れが必要かもしれませんが、一度慣れてしまえば、タスクの起案から依頼・管理・督促まで、全てツール上で連動・関連付けがなされるため、理論上タスクの漏れが生じるということが無くなります。これは仕事においてかなり革命的なことです。

私の場合は、GmailやToDoリストの他に、Googleカレンダーやエクセルで作った管理一覧を使い分けています。この4つだけで、個人と会社の大小様々なありとあらゆる管理ができています。ちなみにGoogleカレンダーは基本的にアポや会議予定などスケジュールのみを管理、管理一覧はプロジェクトに関する進捗(ステータス)を管理しています。

高価な情報システムを使わなくても、こういった身近なツールをうまく連動・集約して使うことができれば、十分効果を発揮することができます。ルールを決めて正しく運用することができれば、タスクの漏れや遅れが無くなり、頭の中のモヤモヤも無くなることでしょう。

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岡田 充弘(おかだ・みつひろ)
クロネコキューブ代表取締役

外資系コンサルティング会社を経て謎解き企画会社『クロネコキューブ』を設立。700にもおよぶパソコン時短ワザを集めてマニュアル化している。著書に『爆速パソコン仕事術』(ソシム)『結果もスピードも手に入る 神速スマホ仕事術』(すばる舎)『やりたいことを全部やれる人の仕事術』(PHP研究所)『やめるだけで成果が上がる仕事のムダとり図鑑』(かんき出版)『ビジネスマナーと仕事の基本 ゆる図鑑』(監修)(宝島社)ほか。