最近流行っている冷凍療法とは
健康を意識する人は、適度な運動も欠かせません。モナコの海岸線には、ジョギングやウォーキングをしている人たちで溢れています。それを見るだけでも美意識の高さが伺えます。エステシャンとして世界中のVIPやロイヤルファミリーから指名を受けるAさんは、「モナコほど美意識の高い人たちはいません。みなさん必ず運動をされていらっしゃいます」とおっしゃっていました。気候が良いこともあり、屋外で運動する人が目に止まります。またモナコにはヨーロッパ最大級タラソテラピーのスパ施設があり、地中海の海水を使用したトリートメントが受けられます。波の立たない穏やかな海からくみ上げた海水は、心を穏やかにしてくれる効果があるそうです。
最近の流行は、クリオテラピーです。これは医療機器としてスポーツ選手の怪我治療に使用しているも冷凍療法の機械です。マイナス110℃という凍りつくような温度の中に最長3分入ることで、血行を良くし、肌にはりを与えてくれます。これは時差ボケにも効くそうで、ジェットセッターの多いモナコでは、クリオテラピーに注目が集まっています。
モナコにしかない最高級の環境
どんな環境で毎日を過ごすかにによって、人はつくられると言います。その言葉通りの最高の環境がここモナコにはあるのです。海と山に囲まれ、街には最先端の人、モノ、情報が溢れ、天候にも恵まれています。隣接するフランス・コートダジュールの海岸線沿いで雨が降っても、モナコだけ降らないのも日常。地形的なことでしょうが、まるで神から守られている感覚にもなります。逆に考えれば、このように環境が整っているから人が集まり、国も発展してきたのでしょう。
さらにモナコは犯罪率がゼロといわれるほど、治安も安定しています。フランスとの国境沿いにパスポート検査はありません。誰でも簡単に入国できてしまうモナコなのに、なぜ犯罪が無いのでしょうか。それは、街中に防犯カメラが設置され常に監視されていることや、住人60人にひとりの割合で警官がいることなどがあげられます。仮に何かが起きたとしても、国を囲ってしまえば、犯人は逃げられなくなります。
旅行者がよく携帯電話やお財布をどこかに置き忘れたという話を耳にしますが、ほとんど持ち主のところに戻ります。これはヨーロッパでは考えられないことです。安心して暮らせるセキュリティの保証は、世界のお金持ちにとって必要不可欠なこと。夜女性がひとりで歩くことができるのも、この国ならではです。世界的なビリオネア、王族、有名人もボディーガードなしで歩けるのはモナコだけかもしれません。隣国のフランスやイタリアではありえないことです。
学校では3カ国語を習得できる
こんなに安全な環境だったら、この国で我が子を育てたいと考える親が多いのも自然なことでしょう。モナコは国が豊かなため公立の学校にも制服があり、授業内容も充実しています。ちなみにモナコはフランス語が母国語ですが、英語、イタリア語も使われ、学校では最低3カ国語が習得できるようになっています。外国語に壁をつくりがちな日本人にしてみると羨ましい環境です。彼らにとって外国語は難しいものではなく、人とコミュニケーションをはかるための道具として身につける武器なのです。
さらに国を挙げて、地球環境を守ることに力を注いでいます。電気自動車はもちろんのこと、最近は世界に向けてモナコ製の電気ボートも発表されました。またエコロジー活動としてプラスティック問題や海洋汚染に関わっています。モナコを愛するひとたちは、自然に恵まれた環境を大切にしながら、最高な国を創り上げていくことに協力をしています。お金に余裕があるからと言って、各自が好き勝手なことだけをしていたら、この環境を守ることはできません。最高の環境を手に入れるために、住人も積極的に協力をしています。