意外と耳に残る“3つの否定ワード”
大人が使うべきではない言葉の3つの否定ワードとはズバリ、「でも」「だって」「どうせ」というネガティブな印象を与える単語です。
「仕事中は使わないようにしている」「言葉使いもプライベートとは分けている」と本人は思っていても、つい出てしまうのがこの3ワード。日頃の習慣は、言葉の端々にポロッとこぼれてしまうものなのです。
しかも面倒なのは、子どものそれとは違い、大人が使う3つの否定ワードは、とくに大きな意味がない場合が多いということ。ほかのポジティブな言葉に言い換えられるのに、ついクセで使ってしまうことが問題で、結果、なおさら損をしてしまうことに。しかも、それが意外とあなたという人格をイメージ付けてしまうのだから、注意が必要です。
自信のなさを表す「だって」と「どうせ」
まずは、「だって」と「どうせ」について考えてみましょう。
このふたつは話し相手に対して「当たり前でしょ、どうしてそんなことすらわからないの?」と思っているときほど出やすい言葉。なぜそれが必要かなどの理由を説明するときに、そんなこと当然なんだから聞かないで、めんどうくさい、という気持ちがつい表れるのです。
「だってそうでしょう?」「どうせ同じことをやるなら」というように、決まってるでしょ、常識よという気持ちを、短く少々乱暴な言葉で伝えようとしてしまう結果。「どうせ私なんか」という使い方を仕事でする人はなかなかいないとは思いますが、どちらにせよ、大した意味もなくなんとなくマイナスな印象を与えてしまいます。
しかしながらこのふたつの単語は、裏を返すとあなたの自信のなさを表してもいるのです。なぜなら、きちんと丁寧に向き合って、相手に説明をしたり、説得したりする自信がないから「どうせ」「だって」という言葉で済ませようとしてしまうのですね。
これでは残念ながら、エレガントな大人とはいえません。