いよいよ梅雨の季節。シトシト降り続く雨に気分がめいってしまうことも。そんな芒種(ぼうしゅ)の季節に起こりがちな心身のトラブルと対処法を知り、スッキリ乗り切りましょう。
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雨の季節到来! 水分管理で肌トラブルを回避しよう

6月6日~6月21日は芒種です。芒種は、稲や麦など穂の出る植物の種をまく時期と言われています。元々は、稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)ということから芒種と呼ばれるようになりました。季節としては、シトシトと雨が降り、梅雨がはじまります。

この時期は気温が高い割にジメジメとしているため汗をかきにくく、水分代謝がうまくいかないことで肌トラブルに発展しやすいのが特徴。そのため、水分管理やスキンケアが重要となります。

芒種の季節のはじまりの初候は、カマキリが生まれる時期で、田畑でよくカマキリを見つけます。また、ラッキョウや、海ではアイナメが旬を迎え、苗代苺(ナワシロイチゴ)の赤く甘い実が熟してきます。

季節が進む次候では、ホタルが明かりをともして飛び交う幻想的な風景が見られ、トマトやスルメイカが旬を迎えます。終わりである末候には、梅の実が熟して色づき、スズキが旬を迎え、野山をはじめとするいたるところでツル性植物のスイカズラが勢いを増してきます。シトシトと降る雨の恵みに、梅雨のはじまりを感じる時期です。

スタートに最適時。でも自律神経が乱れ、迷いや不安も……

芒種は、汗をかきにくいので、水分代謝がうまくいかずに肌のトラブルを起こしやすくなります。また、汗をかかないと毛穴が閉じてしまうので、熱が体内にこもり、内臓の炎症などを引き起こし、機能低下を招きやすい時期でもあります。そのため、風邪を引いたり、口内炎を起こしたりと肺や消化器のトラブルも起こりやすいでしょう。発汗は自律神経の作用です。汗をかかないと、自律神経のバランスが悪くなり、さまざまな不調が現れます。そのため、自律神経を整え、鍛えることが必要です。

芒種は、麦や稲など穂の出る植物を植えるのに最適な時期。実りをもたらす植物同様、この時期は将来のためにいろいろなことをはじめるのに適していると言えるでしょう。今までやろうと思っていたことをぜひ実行してみてください。しかし、何をはじめるのか迷ったり、本当にこれでいいのか不安に思ったりしやすいのも事実。むやみに種をまいても、将来、実になるのかはわかりません。

また、迷いや不安が募ると不整脈を起こしやすくなったり、血圧が高くなったりと、心臓にも負担がかかります。もし、何かをはじめるときに迷ったり、不安に思ったりするときは、周りの人の意見をよく聞くことが大切です。人の意見をしっかり聞き、冷静に判断しましょう。