シンガポールのパーティーはゴージャス

シンガポールでのイベントはとにかくゴージャスでインスタ映えします。今まで行ったイベントの中で印象に残っているものを挙げましょう。

例えば、「映画『クレイジー・リッチ!』の世界を体感」といった案内で、かの米中首脳会談も行われた有名ホテルで開かれたパーティー。ランボルギーニクラブにも声をかけていたようで、パーティー会場にはランボルギーニが飾られ、ランボルギーニで会場に来た場合は駐車場代が優待だったようです。見たことがない数のランボルギーニが並んでいました(自動車の税金が高いシンガポールでは、ランボルギーニなどの高級車は1億円超え)。

会場には、温かいローカルフードのほか、シャンパンなどの飲み物が振る舞われます。中には結婚式の二次会のように、着席のパーティーの場合もあります。スポンサーによる宣伝が入る場合もありますが、押し付けがましくなく、お土産と一緒に資料を渡し、後日案内が来るといった流れです。

ちなみに、お土産も豪華で自社商品や、スポンサーになっている高級ブランドの化粧品、高級文房具など、女性ももらってうれしいセンスのよいものが多いです。マーケティングに結構な予算をかけられる企業が多い印象です。

「インスタ映え」する写真スポット(ブランドや企業のロゴ入りの横断幕など)もきっちり準備されていて、そこで皆が写真を撮ってインスタグラムやフェイスブックにアップします。シンガポールでは顔出しOKの人も多く、インスタグラムも日本よりオープンです。

パーティーが頻繁に行われるのは12月

シンガポールではこうしたパーティーが特に多いのが12月です。連日連夜パーティーが行われ、1日に2つも3つもハシゴをする人も多いようです。また、イベントは通常1人もしくは複数人と一緒に参加できるので、パリピとつながっていれば参加可能です。また、フェイスブックで告知されるイベントもあるのでパーティーによっては旅行客でも参加可能です。

シンガポールは人口の少なさや狭い国土の割に、こうしたパーティーが開催される頻度が高いようです。人が集まらないことも多くて、ゲストについて参加するのも参加人数が増えるので喜ばれる場合も多いそうです。国の要人が宿泊することが多いシャングリラ・ホテル、フラトンホテルなどは、こうしたイベントでよく使われるホテルの1つです。

これに対して、日本でもファッションショーなどのイベントはよくありますが、よほどの富裕層や芸能人などでないと招待されないのではないでしょうか。やはり、人口が多く、バブル時代ほどの予算もかけられないので機会も少なくなるのでしょう。