モノだけじゃなくなんでも売れる!

副業には4つの種類があり、1つ目の「プロダクト系」は、「メルカリ」「ヤフオク!」などのアプリを通してモノを売ります。不用品を売ることから始める人が多いのですが、慣れてきたら古物営業許可をとって自分で仕入れた中古品を転売したり、「creema」「minne」などを通じて手づくりしたモノを売ったりできるようにもなります。家庭菜園でつくった無農薬の野菜やハーブなどを販売する人もいます。

不用品を売るだけならハードルは低いのですが、転売の場合は許可取得のほか、仕入れ代がかかり、商品を探す手間、在庫置き場の確保、売れなかったときのリスクもあります。空き部屋があったり、楽しみながら仕入れ値の安い商品探しができたりする人には向いています。

2つ目の「スキル・サービス系」は、自分が得意にしていることや持っている技術を使ってお客様の悩みを解消する仕事です。

「TIME TICKET」をはじめとした時間を売るサイトで、ペットの散歩、荷物運び、レストランのサクラ、一人暮らしのお年寄りの話し相手、モーニングコールなどを売ったり、「ランサーズ」「クラウドワークス」「coconala」のようなサイトで、アプリ開発、記事作成、翻訳、ラインスタンプ作成などのスキルを売ったり。売り物は自分ができることなので容易に始められますが、相手の要求、時間、場所、締め切りなどに合わせる必要があるものが多く、会社員の場合、タイミングが合わないと思うように稼げないこともあります。

受講生に人気があるのはノウハウ系

3つ目の「スペース・チャンス系」は、イベントの開催や出会いの機会の提供です。例えば「Facebook」などで同じ趣味を持つ仲間を集めたり、本の感想を言い合う読書会、ゴッホの絵を皆でまねて描く会など、ニッチな会を開催したりします。幹事をよくやる方や、特にノウハウは持っていないものの皆で集まるのが好き、という人に向いています。

「Airbnb」「Anyca」「スペースマーケット」など、場所や車の貸し出しも、マッチングの機会(チャンス)提供として、このカテゴリーに入れています。スキルは特に必要ありませんが、スタート時に多くのサービス提供者と利用者双方の登録を集める必要があります。

4つ目の「ノウハウ系」は、「TIME TICKET」「ストアカ」といった告知サイトを利用し、話し方、書き方、プレゼンの仕方、片付け方、占いの方法、ゲーム攻略法など、講師として自分の知識や成功体験をお客様に教えます。メリットは自分が教える側なので、時間や場所を自分の都合で決められることです。デメリットは、人に教えることへの慣れや、どんな内容を教えられるかといった準備、そして、信用を得て顧客を得るまでに時間がかかることです。

4種類のなかからできそうなことを選んだら、完璧でなくて構いませんから、まずはやってみることです。失敗と改善を重ねて、学びが必要な部分にはちゃんと投資して勉強したり、信用できそうな人から情報を得たりすることで、段々と自分の副業スタイルが確立していきます。

人が集まる会を行う際の注意点は、明らかなクレーマーやネットワークビジネスの人にひっかからないこと。利用するサイトはちゃんとしていても、招かれざる客が来てしまうことも多いのがインターネットの世界です。募集要項に「勧誘禁止」「誹謗(ひぼう)中傷には弁護士と相談のうえ、対処します」などの注意事項を記入し、予防線を張っておきましょう。

「好き、できるが副業になる時代。才能を生かしてやってみよう」
新井 一(あらい・はじめ)
会社員のまま始める起業準備塾「起業18フォーラム」代表
高校・大学時代を単身海外で過ごし、日本企業で15年間、会社員をしながら副業・起業を始める。自身の経験をもとに、延べ1万人の起業をプロデュースする。著書に『会社を辞めずに「あと5万円!」稼ぐ』(大和書房)、『会社を辞めずに朝晩30分からはじめる起業』(明日香出版社)ほか。